2009年05月24日

現代の「現代思想」

・本日は、文化系トークラジオの日。東さんを迎えて、「現代の“現代思想”」について喋ってきます。酒は飲みません。たぶん。

・『思想地図 vol3』(NHK出版)の見本をいただきました。サイトーは、[共同討議]「アーキテクチャと思考の場所」と「[鼎談]「東京から考える」再考の二つの原稿構成を担当。それも含めて、これからじっくり読みます。

・リニューアルした平凡社新書の『吉本隆明 1968』(鹿島茂)が面白い。吉本論なのに『言語にとって美とはなにか』や『共同幻想論』といった代表作にはほとんど触れず、もっぱら初期作品を読み込み、吉本思想の核を読み解いていくってな本ですが、鹿島氏は、吉本隆明の出自(東京下町の下層中産階級に生まれ育ったインテリゲンチャ)にすんごくこだわっていて、その視線のベクトルは、吉本による芥川論、高村光太郎論と相似形をなしている(本人も「出身階級的吉本論」と明言しております)。だから、本書は“吉本的に吉本を読む”本ともいえる。それにしても、吉本思想を噛み砕く情熱に頭が下がるというか、鹿島氏によるパラフレーズや比喩が冴え渡っています。


posted by saitoshokai at 17:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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